移住者インタビュー

INTERVIEW 移住者インタビュー07

自分ファーストな生き方を白河で、世界で。

富山 恵梨香さん

年齢:20代
職業:ライター
出身:白河市
住まい:白河・東京・フランス(3拠点生活)

富山さんの経歴

 白河で生まれ育ち、大学を機に上京した富山さん。
 大学時代は東京で暮らしながら海外への渡航経験を通じて、生き方はもっと自由であることを感じたそうです。
 現在は白河・東京・フランスの3拠点生活をしながらライターとして日々励まれています。

現在の働き方はどのような感じですか?

 うちの会社は本当に自由で、自分たちの自由なライフスタイルに合わせて働いてます。今はフランスにいますが、働き始める時間とかもそんなに決まっていなくて、今日は日本時間の午後3時(フランス時間の朝7時)から働いてます。
 大学卒業後ベトナムで働いていたこともありますが、日系企業だったので決められた時間に働いてました。もっと自分が好きな仕事、好きな場所で好きな時に働けるようなライフスタイルがいいなと思って今の会社に転職しました。

色々なところで働いているんですね。海外で働きたいと思ったきっかけは?

 旅行が好きで、大学1年生の時に初めて海外旅行に行ってから海外にハマって、一人でヨーロッパにバックパックしたり、東南アジアに友達と旅行に行ったりしました。どこの国に行っても色んな文化・価値観があって、私自身、新しいものに触れるのが好きだったので、学生時代はひたすらそんな生活を楽しんでいました。
 また、お給料はもらえないけど、住む場所とご飯はもらえるフリーアコモデーションを利用して、沖縄で1か月くらい過ごしたこともあるんですが、世界中の人と出会うことができ、まだまだ知らない地域があることに衝撃を受けました。
 大学に入って新しい世界をみたり、新しい人に出逢ったりして自分の中で価値観が変わりました。

高校まではどんな子どもでしたか?

 私、すごいいい子だったんですよね、子どもの頃は(笑)。親が厳しかったわけじゃないですが、空気を読んだり、ちゃんとしなきゃみたいなのが小学校から高校くらいまで割とありました。そんなに冒険はしてなかったんですけど、良い子ながらも帰り道に寄り道したり、南湖公園の凍っている氷の上を滑ってみたり結構チャレンジングな遊びをするのが大好きで(笑)。
 中学はバスケ部、高校は陸上部でした。強いチームにいたので、部活ばっかりやってましたね。

高校生の頃は白河のことをどのように思ってましたか?

 当時は部活もあって高校と自宅を往復するだけだったので白河を意識したことがなかったです。早く東京に行きたいなとか、海外に行きたいなっていうことばかり考えていたのが本音です。

なぜ白河に帰ってこようと思ったんですか?

 コロナ禍で会社が完全リモートワークになって、東京にいなくてもいいなという風に思ったんです。じゃあどこに住もうかと思ったときに沖縄とかいろんな地域に行ったりしたんですけど、ふと地元のことを考えた時、そこに自分の望んでいる自然環境だったり、くつろげる場所、落ち着ける場所があると思いました。
 また、家族との時間を大切にしようと思い、白河に帰ることを決めました。

白河ではどのような生活を送っていますか?

 庭に小さい畑があり、ハーブやトマトなど簡単なものを育てたり、庭で甥っ子たちと走り回って遊んでます。
 最近は、白河にもオシャレなカフェとかいっぱいできているので、お母さんとカフェ巡りをしてます。南湖公園にある、SHOZOカフェは大好きです。家も近いので、そこで仕事をしたりお母さんとゆっくり話してくつろいだりしています。

今、白河の生活で感じることはありますか?

 高校の時まではなにもないと感じていましたが、働き始めてから白河に帰省してみると、新しいお店が増えていたり、EMANON(エマノン)っていう場所があることを知り、とても面白い場所になっているなと思いました。白河出身ではない人が白河に移住していることにも驚きました。
 新白河駅には新幹線が停まるので、東京にも通勤しやすく特に不便は感じませんが、車の運転ができたら近くの那須とかに遊びに行くことができて、もっと楽しいんだろうなって思います。それと実家のwi-fiが弱いので、社会人やリモートワーカーが気軽に働けるような場所とか集まれる場所がもっとあったらいいな、と思ったりします。

今の白河は自分にとってどんな場所ですか?

 東京・海外は自分にとって「挑戦する」場所、「がんばる」場所だけど、白河に帰ったときは、家族と一緒にゆっくり過ごしたり、自分と向き合う時間ができたりなど、結構ハワイ時間みたいなのが流れているなと思います。
東京から白河に帰る時はいつも新幹線の中でほっとしています。

ベトナムでバックパッカー中の一枚

白河の好きな所はありますか?

 白河ラーメンです。私、ラーメンが好きで、色んなお店に行くのですが、南湖公園近くのラーメン「海(かい)」はおススメです。ぜひ行ってみてください!こんな美味しいラーメンが近くにあって、安い価格で食べられるのが白河の魅力のひとつです。改めて東京から白河に帰ってきて良かったなぁと思います。食べると「帰ってきた~」という感覚になります。

海外と比較して白河の良さはどんなところにありますか?

 「静か」。どこの国と日本のどの地域と比べても、白河の夜は静かです。高校に通ってた時からそれは思ってました。改めて大人になると夜こんなに静かなのかと。自分が住んでいたベトナム・東京と比べるとまったく違う世界だなと思います。一人でゆっくりしてますね。
 アクティブに人と会ったりするのは東京が良いですが、編集や執筆、何かを書いたりとかクリエイティブなことをしたいな、と思う時は白河の静けさは魅力的だな、って思います。落ち着く。誰にも邪魔されないし、夜も静かなので集中して黙々と作業ができるんです。

海外で友人との一枚

白河にこれから住もうとしている人にアドバイスがあればお願いします。

 ぜひEMANONに行ってみてほしい!
 EMANONに通うようになってからは本当に白河の色んなことを教えてもらったり、色んな人を紹介してもらいました。
 ワークショップなど、自分から能動的に関わっていかないと白河のことを知る機会ってないと思うし、自分のホームだって感じることもできないと思うんですよ。
 これから住もうとする所で新しく友達とかを作るのは結構難しいなと思うんですけど、EMANONみたいな場所で色んな人と出会うことで白河の生活がすごく楽しくなるなっていうのはいつも思ってます。
ほんとに温かい雰囲気と温かい人たちがいるんで、あそこに行ったら白河のことをより好きになる人が増えるんじゃないかなと思います。
 やっぱりそこに住みたいって思うのは「人」が大事だと思うんですよね。どんなに食べ物が美味しくても文化が好きでも、やっぱり「人」との関わりがなかったら来るっていう行動に移すことにはならないと思うんですよね。

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