移住者インタビュー
INTERVIEW 移住者インタビュー06
最初は仕事する場所ってだけのまちだったけど、今は楽しい
赤井 美月さん
移住時期:2020年
年齢:20代
職業:栄養士
出身:福島県福島市
住まい:白河地域
赤井さんの経歴
白河市内で栄養士として保育園の給食の献立作りや調理の仕事をされている赤井さん。
福島市で生まれ育ち、これまで白河との繋がりはありませんでしたが、仕事をきっかけに白河に移住しました。
現在は移住して2年が経ち、暮らしにも慣れてきたとのこと。そんな赤井さん、移住して1年目は白河での暮らしはあまり良い印象ではなかったそうです。
実際に白河市に住んでみて、どう感じますか?
1年目は仕事する場所っていう感じであまり楽しくはなかったです。白河では友達がいなかったし、出掛ける場所もなかったので。白河にいる時間は、家でひたすら映画を見てました。
また、実家のある福島市は高速道路を使えば1時間で着くので、帰って友達と飲みに行ったり、ご飯に行ったり、買い物したりして発散してました。
2年目になって白河で友達もできたので、一緒にご飯に行ったりしています。今は白河で過ごす時間も、福島で過ごす時間もどっちも楽しいですね。
白河は一人の時間が作りやすいです。まちがうるさ過ぎず居心地がいいのは白河の良い所だなと思います。
印象に残ってるご飯屋さんはありますか?
「しろや」がとても好きです。特に餃子定食が私のお気に入りで、量もちょうどいいし、とても美味しいです。なんで美味しいのかって思ったら、私の実家のご飯の味にすごく似てるからだと思いました。お店の雰囲気がとても落ち着くし、なにも話さなくてもずっと居れる場所って感じです。
お母さんのご飯は好きですか?
めっちゃ好きです!
小さいときはお母さんっ子で金魚のフンって言われるくらい、いつも一緒でした。でもひとつだけ一緒に居られない時間があったんです。それは、お母さんが料理する時。料理の時は危ないからです。それで自分も料理したいって想いが強くなったのが栄養士になりたいと思った原点かもしれません。
栄養士は、献立を考える職業で、その人のための献立を考える仕事です。誰かのために献立を考えることってカッコいいなと思っています。
白河に来て驚いたことはありますか?
まちが静かですね。でも、その静かな感じがまた心地いいんです。だから歩きたくなるのかな。
白河にいる時は、仕事終わりにご飯に行く際などは基本歩いて移動してます。もともと実家の福島市にいた時から歩くは好きで、白河に来てからはより歩く頻度が多くなったと思います。
夜、人けがない広い道を歩いていると、気分がスカッとします。人目を気にせず自分の好きなペースで自分の時間に浸れるので、そんな時間も結構好きです。夏でも冬でもいつでも歩いてます(笑)
白河の好きなところは?
景色が見飽きないところですかね。
季節によって自然の景色が映り替わりで楽しめたり、家の近くには川も流れているし、夜は星空が綺麗に見えます。
白河に来て、自分自身の変化はありましたか?
自分がとてもおしゃべりになりました。白河に来て初めて一人暮らしを始めたので、一人の時間が増えた分、誰かと会うと自然と口数も増えて、人が恋しくなりました。
地元にいた時は友達ともしょっちゅう会っていて自分が話さなくても周りの誰か話してたし、別にしゃべらなくていいやと思ってました。
今、白河にいると無意識にしゃべりたくなっちゃう(笑)でもその変化は、自分にとって良いことだなと思ってます。前よりも自分が積極的にいろんな人とコミュニケーションを取ろうとしていることに自分自身の成長を感じます。
白河で叶えたい夢はありますか?
将来の目標というか、まだひよっこなので、今の仕事をまっとうすること、細かいミスをしないようにすることです。
園児たちに、「(給食)美味しかった」と言われたときや、先生に「前より良くなったね」「頑張ってるね」と言われたときとかは、とてもやりがいを感じます。
白河に移住を考えている人になにかアドバイスはありますか?
とりあえず知り合いを見つけた方がいい(笑)EMANON(エマノン)に行くと良いと思います。移住してきた方が、他の移住者や地元の人などと白河の食材を通してつながることができる「白河カケル食堂」も開催されていて、私も参加しています。
白河に移住して1年目はEMANONの存在を知らず、白河ではあまり友達もできなかったので白河は仕事をする場所というだけのところでした。
しかし移住して2年目に知り合いを通じてエマノンの人を紹介してもらったことがきっかけで、EMANONにも通うようになりました。そこから同世代の友達もできて、時々食事に行ったりと白河での生活がとても楽しくなりました。今では常連の一人です!(笑)